4月から社会人を迎えられる皆様、改めましておめでとうございます。今回は、そんなこれからの日本を支えていく若い方々が、良い社会人ライフを送れるように一つ、保険について注意喚起をしたいと思います。ぜひ、覗いていってください。
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営業マンは新入社員を狙ってやってくる
皆さんのためになりたい為、はっきりと申し上げますが右も左もわからない新入社員は保険の営業マンにとって最高のカモ、つまりターゲットになります。
「先輩方も加入しています!」
「万が一のためにも入っておかないと!」
「この商品は保険だけでなく、貯金も同時にできますよ」
などなど、あの手この手を使って保険の加入を勧めてきます。しかし私も、保険に加入すること自体が悪いと言いたい訳ではありません。保険は加入するのは簡単ですが、解約するには面倒な手続きが多いものです。なので、「よくわからないけどとりあえず入っておこう」そんな理由で加入して後々後悔しないように、加入時の注意点を知っておきましょう。
NGな保険の入り方
「あなたの上司も入っています」は魔法の言葉
営業マンが新入社員に必ずと言って良いほどの勧誘パターン、「上司も入ってます作戦」。正直、仕事ができる先輩、普段からよくしてもらってる先輩などが加入しているとなると、「私も入っておこうかな」と思うこともあると思います。私もこのように新卒の頃、このように勧誘されました。しかし、私からすると、
『だから何?笑』
上司には上司、あなたにはあなたの生活プランがあります。上司が入っているからと言って良い保険とは限りませんし、仮に良い保険だったとして、あなたにも必要なものとは限りません。そもそも保険というのは何らかの事情で自身の収入源がなくなってしまった際でも最低限の生活ができるように加入しておく、その備えとして加入します。子供が3人いる家庭と1人しかいない家庭、はたまた独身の家庭。それぞれ必要な保険が同じだなんて考える方が難しいですよね。保険は一般的に保険金額(保証される上限額)が多ければ多いほどそれに比例して支払う保険料も高くなります。つまり、保険金というのは多ければ多いほど良いというものではありません。自身の必要な保険金は加入前に自身でしっかり考えてみましょう。
【超重要】保険と貯金は一緒にするな!
保険というのにもさまざまな種類の保険がありますが、中でも「貯蓄型保険」といった、保険と貯蓄が同時にでき、満期時に返ってくるという保険商品があります。一見良いように見える保険ですが、私は強くお勧めしません!ここは力を入れて解説するので、ぜひお付き合いください。
そもそも保険が成り立たない
私がお勧めしない一番の理由がこれ、「貯蓄型保険は保険が成り立たない」のです。そもそも保険というのは「相互扶助」。みんなでお金(保険料)を出し合って、困った人にそのお金(保険金)で助けてあげよう!と言った制度になります。
しかし、そのお金(保険料)を掛け金とし、満期時に返ってくる。そんな保険が貯蓄型保険です。であれば…保険金はどこから支払われるのでしょうか…それは加入者の支払う保険料を高く設定して補っているのです。例えば、保険金上限3000万円の掛け捨て保険と貯蓄型保険では、貯蓄型保険の方が保険料は高く設定されます。それも少しではありません。2倍3倍、商品によってはそれ以上も…つまり、同じ保証の保険でも毎月の負担額が大きく異なるのです。
でも、結局満期時に帰ってくるから良いじゃん?
確かに満期まで払い続ければね…途中でお金が必要になってお金を下ろさないといけない場合は元本割れのリスクがあることも知っておかないとね
元本割れ?
途中解約すると基本的に元本割れ
貯蓄型保険のほぼ100%では、満期前に解約してしまうと元本割れ、つまり預けたお金より、戻ってくるお金が少なくなってしまいます。そもそもこの種の保険は満期まで5年以上ある商品も珍しくなく、その間高い保険料を払い続けなくてはなりません。必要な時にお金は下ろせない、どうしても下ろす場合は元本割れ、それに気づいて解約しようとしてもまた元本割れ。はっきり言って保険で貯金するということは非常に効率悪く貯金しているだけなのです。これなら自身で定期預金でもしていた方が何倍も賢い行為ですね。貯金と保険は決して同じにしないようにしましょう。
社会保険を知らずして民間保険に入るなんてあり得ない
そもそもみなさんは、なぜ生命保険に加入するのですか?「怪我したときのため。」「入院等で仕事ができなくなった時のため」それぞれ理由はあると思いますがそれらに関しては、皆さんの毎月のお給料から天引きされている、健康保険ですでに備えられています。
生命保険の本来の目的は”自身が働けなくなった場合、残された家族が経済的に困窮してしまうのを防ぐため”に加入します。この投稿は、新入社員の方たちに向けての発信のため、多くの方は現状、まだ結婚してない(結婚はしているが、夫もしくは妻も働いている・働ける)、自分の子供がいないという方が多いと思います。そう言った家庭では、そもそも生命保険自体で何に備えているのか…そう言った疑問を持ってみてください。掛け捨てで安く加入できたとしても、無償ではないですからね。
生命保険、医療保険、がん保険、自動車保険…民間の保険にもさまざまな保険商品があります。しかし、これらのどの保険よりも優れている保険が、皆さんがすでに加入している社会保険です。つまり、民間保険自体、「社会保険でカバーできない部分を補うため」に存在しているに過ぎません。そもそも民間保険というのは、あくまで商品ですから。つまり、社会保険で何をカバーできるかを知らずに保険に加入すると、ほとんどの確率で保険のかけ過ぎ状態になってしまいます。
いかがだったでしょうか。「保険に備えると同時に貯蓄まで出来る」という面だけで見ると確かに優れた商品に見えますが、実際の所、内容自体はとてもではありませんが良い商品とは言えません。さらに近年では、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人向け確定拠出年金)などの投資制度も充実してきました。保険、貯蓄、投資。この3つは混ぜるな危険です。今ある制度をうまく活用しながて、これからの人生、お金なんかで困る事のない生活を是非みなさんには送っていただきたいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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